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犬とのコミュニケーション

■■愛情を持っていることがボスの条件

野生時代には群れで生活をしていた犬は、ボスにしたがう動物です。そこで、犬とスムーズにコミュニケーションをとるためにも、犬にボスと認められるには、どうすればよいかを知っておきましょう。

野生動物だった頃は、群れの中で一番強くて、知性があって、気力のある犬がボスになりました。会社でもそうですが、人を引っ張る力があって、正しい判断ができて、先に立って行動する社長は、社員から慕われているはずです。社長の命令は絶対ですし、それだけ会社の中で社長は必要とされている存在です。

ですので、飼い主も犬から一目置かれるような存在になりましょう。

「どんなにボスになりたいと思っていても、犬に愛情のない人はボスにはなれません。犬はしっかり人を観察しているので、自分のことをかまってくれない人のいうことはききません。『愛情を持って接する』ことはボスになるための大切な要素です」

さらに、犬にさまざまなことを「根気よく教える」ことと、「犬に対してウソをつかない」ことも、ボスとして認められるための大事なポイントです。

■■犬を人のようにあつかわない

犬のことを「大事な息子(娘)だ」という人は、それだけ犬のことを愛しているため世話もしっかりするので、見ていて微笑ましく感じます。犬は無償の愛を与えてくれますし、犬によって癒される人も多いでしょう。

もちろん犬も家族の一員です。中には「うちの犬は自分のことを人だと思っているようだ」という人もいます。

「人と犬は異なる生き物ですので、本来であればお互い別々に暮らすべき存在です。それをあえて一緒に暮らすわけですから、犬には犬の特徴にあわせた暮らしをできるだけ実現させながら、人と共同で生活させなければなりません。

犬を擬人化してしまうと、一緒に布団で寝たり、食事をしたり、お風呂に入ったりといった甘えが、かならずどこかに出てきます。甘えが出てくると、正しい主従関係が保てなくなって、犬はわがままになります」

犬と接するときには犬を「擬人化」するのではなく、あくまでも飼い主が「ボス」として接する気持ちを忘れないようにしましょう。

■■犬の個性もさまざま

人と同じように、さまざまな性格の犬がいます。内気な犬もいれば、意地っ張りな犬もいます。おとなしい犬もいれば、活発な犬もいます。それぞれの犬の個性を見極めて、その犬の性格にあった接しかたができればすばらしいですね。

一緒に過ごしていれば少しずつ性格もわかってきますが、素早く性格を見極める方法もあります。それは、ほかの人や犬に会わせてみることです。できれば、タイプの違う人や、犬種の違う犬など、たくさんの人や犬に会わせましょう。

初対面の相手に「ワンワン」と吠えたり、「ウ~」と威嚇をするような犬は、内気で臆病な性格の犬です。このタイプの犬は内弁慶な場合が多く、家では活発だったり、いつも一緒にいる人に対しては心を開きます。

たとえ初対面の人や犬にも、すぐに興味を持って近づいていくタイプの犬は、協調性があって比較的誰とでも仲よくなれます。誰と会っても興味を持たないで、のんびりしているマイペースな犬もいます。

「犬の性格を見極めて、その犬の伝えようとしていることを感じとるには、もちろん時間がかかります。でも、犬のことを理解しようとチャレンジをして、努力を続けることが、犬とのコミュニケーションではとても大切なのです」

■■犬は飼い主を観察している

「犬は人の社会で生きていくためのルールを、ボスである飼い主から学んでいきます。上手にできれば、ボスである飼い主から『ほめてもらえる』『ご褒美がもらえる』ので、さまざまなことを熱心に覚えます。

大好きな飼い主と一緒にいたいので、人の行動を先読みして、出かけるときには玄関に先回りをして待っていたりします。このような行動も、いつも注意深く飼い主のことを観察しているからできるのです。

■■犬は無視が大嫌い

野生の頃に群れで生活していた犬は、とても寂しがり屋で、仲間を欲しがる生き物です。なので、仲間から無視されることをとても嫌がります。

仕事や子供の世話が忙しくてかまってあげられず、犬と過ごす時間が短くなってしまえばしまうほど、犬との信頼関係は細いものになってしまいます。

そうすると犬は「自分が愛されていない」と勘違いをして、ものを壊すなどの問題行動を起こして飼い主の気を引こうとします。

ここで「うるさい犬だな」「頭の悪い犬だな」などど思って、相手をしないでいると、どんどん悪循環になってしまいます。

「犬の問題行動にはかならず理由や原因があります。もし、犬が寂しがっているようなら、そばに寄ってきたり、トイレが上手にできたなどの毎日の小さなことでもほめてあげましょう。また、忙しいとしても、できるだけ犬と過ごす時間をつくるようにしてください」

■■パートナーとしての立場

理想のパートナーとは、たとえ離れていても気持ちはつながっていたり、困ったときには助けてくれたりする存在ではないでしょうか。飼い主は犬にとって、ボスでありながらもパートナーとして、信頼できる存在なのです。

「犬にとってボスであるあなたも、犬と一緒に過ごすことで知らないあいだに心が癒されていた経験はありませんか?犬を飼うことで、人間同士でも難しいような心のケアを実現することができたりするのです。パートナーでもある犬と一緒に過ごせる時間に、愛情を持って感謝をしてください」

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