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犬の生活

■■犬は1日の半分を寝て過ごす

犬は野生のときは夜行性でした。昼間は寝て過ごし、夜になると狩りに出て獲物を捕まえていました。

しかし、人にペットとして飼われるようになると、犬の生活サイクルは夜行性から昼型に変わってきました。一日中ゴロゴロ寝ているように見えますが、成犬の睡眠時間は1日の約半分(14~15時間)です。

「犬にとって眠りはとても大切な時間です。人は寝不足が続くとイライラして怒りっぽくなりますが、これは寝不足によって精神が不安定になってしまうからです。

犬も肉体的にも精神的にも健康を維持するためは、十分な睡眠が必要なのです」

● レム睡眠とノンレム睡眠

犬の眠りには「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があります。

レム睡眠とは、からだは眠っていますが脳は起きている状態です。犬の眠りは8割がレム睡眠です。レム睡眠は眠りが浅いので、ちょっと音がしたり、犬に何かがふれたりすると、すぐに起きてしまいます。

「レム睡眠のときには、足を動かしたり、小さな声を出したりしますが、これは夢を見ているからだといわれています」

ノンレム睡眠のときは脳も一緒に休んでいます。ノンレム睡眠はとても深い眠りで、そのあいだに、その日学習したことを脳の中で整理しています。一生懸命に学習をして、たくさん運動する犬は、それだけエネルギーを消費しているので、眠りの時間も長くなります。

■■肥満を解消するには毎日運動を

肥満気味の犬が増えていますが、散歩でからだを動かせば、体内の脂肪を燃焼して肥満を解消することができます。犬が1日分のカロリーを消費するには、3~4時間の運動が必要とされています。

運動はストレスの解消にもなります。ストレスがたまると、神経質になったり、問題のある行動を起こすようになることもあります。

「仕事が忙しかったり、共働きだったり、子供の世話に手がかかりすぎたりして、毎日犬の散歩に行くことのできない家庭が増えているようです。適度な運動のためにも、散歩は毎日行くようにしましょう」

● 運動量は季節によって変える

犬は本能的にからだの脂肪を調節して、季節の気候の変化に対応しています。

夏が近づき気温が上がってくると、犬の食欲が落ちてきます。これはからだの皮下脂肪を燃焼させて減らすことで、暑さから身を守ります。

逆に、冬に向けて気温が下がってくると、犬はよく食べるようになって皮下脂肪をたくわえ、寒さに備えます。

このように夏と冬では犬の皮下脂肪のつき具合が変わってきますので、それにあわせて運動の量も調整するようにしましょう。

「冬場の散歩は寒いので、飼い主もつい散歩に行きたくない気持ちが強くなります。でも、皮下脂肪がたくさんつく冬にこそ、犬はたくさんの運動が必要になります。飼い主が犬の体力を調整して、上手に運動をさせてあげましょう」

● 子犬の散歩は関節の負担に気をつける

生後6ヶ月に満たない子犬はまだ関節が十分に固まっていません。子犬を散歩させるときには、関節を痛めないように気をつけましょう。

「子犬がリードを引っ張ると、どうしても条件反射で力を入れてしまいます。そうすると関節に負荷がかかってしまいますので、子犬の散歩では、リードを引くときや、自転車を使うとき、ジャンプをさせるときなどは、関節を痛めないように気をつけましょう」

■■犬同士のけんかの理由

犬を複数飼っている場合、食事やおもちゃの取り合いや、支配関係、飼い主の関心を引くためといった理由でけんかをすることがあります。

また、初対面の犬同士でけんかをする場合には、恐怖やテリトリーを守るため、ほかの犬とのコミュニケーションが苦手といった理由があります。

「一般的に犬はオス同士、メス同士でけんかをします。メスがメスを攻撃することはありますが、オスがメスを攻撃することはほとんどありません」

● けんかの制止はバケツの水で!

けんかの原因が支配関係の場合、決着がつくまで見守っていたほうが、犬同士の順位がはっきりしてよいとの意見があります。

しかし、けんかでひどいケガをしたり、骨を折ったりすることもあります。傷口が化膿すれば治りも遅くなってしまいますので、けんかは制止したほうがよいでしょう。

「けんかを仲裁するときに、うっかり手を出したりすると、興奮している愛犬に思いっきりかまれてしまうこともあります。

直接さわらないで、ほうきやタオルなどの道具を使いましょう。もっとも安全で効果的な方法は、バケツに水を入れてかけることです」

● けんかを防ぐには

複数の犬を飼っている場合には、飼い主が家にいるときでもかならずリードをつけておき、犬同士だけになるときにはハウスにわけて入れたり、柵でお互いに接することができないようにしましょう。犬同士のけんかを予防するのも飼い主の役目です。

けんかをさせないためには、飼い主はしっかりとしつけもしておく必要があります。

「どちらの犬も平等に扱って、あくまでも『飼い主(=ボス)が群れを統率している』ことを納得させるのがポイントです。

帰った直後や、散歩に行く前、食事のときなど、犬が興奮するときには、十分に落ち着かせて飼い主の命令をきける状態にすることも大切です」

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