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健康かどうかのメディカルチェック

■■健康のシグナルを見落とさない

犬は言葉が話せないので、毎日のメディカルチェックがとても大切です。散歩に行けば尻尾をふって喜び、食事の時にはよだれを垂らしながら食べている、いつも元気な愛犬。そんな普段の様子をしっかりチェックして、犬の出すサインに気がつくようになりましょう。

「今日に限って食事を残している」「今朝から歩きかたがおかしい」「いつもと目の状態が違う」など、気がついたことはありませんか?

犬の生涯は人より短いので、時間の流れも人より早く過ぎていきます。犬の病気に早く気がつくことができれば、それだけ軽い症状ですみ、健康に過ごすことができます。

「ブラッシングなどのついでに、腫れているところや、痛がっているところがないか、ボディチェックをしましょう。これも毎日の大事な世話なのです。

しっかりボディチェックをするためにも、普段からどこを触っても嫌がらないように、慣らしておくことも大切です」

■■犬は痛みをがまんする

野生動物は病気やケガをして弱っていることが天敵に見つかると、すぐに獲物になってしまいます。そのために、多少の痛みはがまんをしてでも、天敵に弱みを見せないようにふるまいます。

「犬も本能で少しの痛みなら、がまんをしてしまうことがあります。それでも、飼い主には気がついて欲しくて、サインを出して助けを求めています。どんな小さな変化も見逃さないで、気付いてあげましょう」

■■犬のウンチは健康のバロメーター

「ウンチの処理は、汚いし、くさいし、面倒ですが、実は犬の健康を知るにはウンチを見ることがとても大切です。固さや色から犬が何を食べたか、どんな状態かなどの貴重な情報を得ることができますので、しっかりチェックしましょう」

健康な犬のウンチは茶色でコロコロしています。取ったときに床につかないウンチなら正常です。

犬の食欲が落ちてくると食事の量が減るので、ウンチの量も少なくなります。また、異物を食べてしまった場合には、消化できないでウンチと一緒に出てくることがあります。

● ウンチの色や形は食べ物で変わる

野生の頃は肉食動物だった犬も、今ではドッグフードが主食になりました。ドッグフードにはいろいろな種類がありますので、成分や、粒の大きさ、色、形状もさまざまです。

「いつもとは違うドッグフードを食べさせたり、トッピングをしたりすると、ウンチの色や固さが変わったりすることがあります。そんなときは、いつもと違うドッグフードにふくまれている素材が原因なので、気にすることはありません」

犬が異常にやわらかいウンチや、下痢をしたときには、まずドッグフードを変えたかどうかを思い出してみましょう。

● ストレスが原因の下痢もある

犬をペットホテルや動物病院に預けると、急に下痢をすることがあります。これは飼い主と離れて知らないところに預けられた不安によるストレスが原因となっています。下痢があまり長い期間続くと、血便になったり、脱水症状を起こしてしまうこともあります。

「このようなことにならないためにも、どこに預けても大丈夫なように、しっかりしつけておくことが理想的です。預ける日数をできるだけ少なくしたり、毎回、預ける場所を決めて、少しずつ慣れさせることも検討してみましょう」

■■おしっこでわかる異常

おしっこの異常から、腎臓や膀胱の病気を推測することができます。回数や色の濃さに異常がないか気をつけましょう。

腎臓・尿管・膀胱・尿道を総称して泌尿器といいます。尿に異常がある場合、このどこかが病気になっていることが多いのです。

「尿道の形はオス(細く長い)とメス(太く短い)で異なります。そのため、オスとメスではかかりやすい病気が違います。また、子犬によくありがちな、『嬉ション』と呼ばれる興奮したときにでるおしっこは、特に健康上の問題はありません。安心してください」

● おしっこの回数はさまざま

犬も人と同じように、起きた後すぐにおしっこをします。

子犬の場合は、おしっこをしてから2~3時間後、または食事の後すぐに、おしっこをすることが多いようです。

「しつけで一番はじめに苦労をするのはトイレのしつけだといわれています。このような間隔を覚えておけば、トイレのしつけをするときに参考になります」

成犬はトイレでしたり、外でしかしないなど、生活環境によって回数はさまざまです。無理にがまんをしないで、毎日きちんと同じ程度おしっこをしていれば問題はないので、飼い主は普段のおしっこの回数がどのくらいなのか把握しておきましょう。回数に異常があるようなら、動物病院に連れて行きましょう。

● おしっこの色もしっかりチェック

おしっこの色が濃くなったり、膀胱炎や結石で血尿が出ることがあります。室内のトイレシーツでおしっこをする犬なら発見できますが、外でしかおしっこをしない犬は、色の変化に飼い主が気がつかないことがあります。

「おかしいと感じたら、外にトイレシーツを持っていって、犬がおしっこをしはじめたら、下にシーツを敷いてみましょう。色の違いがわるはずです」

■■目の病気にかかりやすい出目犬種

シーズー・パグ・ブルドック・コッカー種など眼球の出ている出目犬種は、遊んでいるときや、散歩中に角膜を傷つけてしまって、目の病気にかかることがあるので気をつけましょう。

「目に異常があるとストレスを感じて、落ち着かなかったり、食事をしない場合があります。瞬きが多い、目をこする、などの行為は目に異常があるサインですので注意してください」

また、シーズー・マルチーズ・プードルなどは逆さまつげ(外瞼内反症)が原因で病気になることもあります。常に目にまつげが入っていることになりますので、犬が不快さや痛みを感じるだけでなく、涙が出やすいことで、目の周りの皮膚が炎症を起こすこともあります。

逆さまつげは先天的なものですので、動物病院で定期的にまつげを抜いてもらうか、重度の場合は手術をしてもらいましょう。

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