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人と快適に過ごすために

■■においの強い犬種、弱い犬種

犬には必ず独特のにおいがあります。犬を飼っている家に遊びに行ったときに、「犬くさいな」と感じたことがあると思います。犬のにおいは本来の人の生活には存在していないものなので、においに敏感な人には抵抗があるかもしれません。飼い主がどのくらいまで我慢ができるのかが、犬種を選ぶポイントにもなります。

シングルコートと呼ばれる、温暖地で改良された犬種に多い被毛が一重になっている犬は、あまりに皮膚がにおいません。

一方、ダブルコートと呼ばれる、寒冷地で改良された被毛がアンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)の二重になっている犬種は、強くにおいます。

「犬のにおいには、皮膚のにおいに耳・口・おしっこなどのにおいが混じっています。においの強いとされている犬種でも、耳・口・排泄物のお手入れをしっかりすることで、においを改善することができます」

● においの強いドッグフードにも注意

ドッグフードを変えたら、急に犬のにおいがきつくなった経験はありませんか?与えているドッグフードの種類によっても皮膚のにおいは変わります。

たんぱく質の多い食事を与えているとにおいが強くなります。おやつにジャーキーなどを与えすぎていませんか?犬は皮膚がたんぱく質の排出経路の1つになっているので、たんぱく質を食べ過ぎるとどうしてもにおいが強くなります。

「そんな場合には、たんぱく質の分解酵素をふくむキウイ・パイナップル・メロンなどの果物やサプリメントを与えましょう。牛肉やかつおなどをふくまない低たんぱくのオーガニックなドッグフードに食事を切り替えるのも、においを抑えるのに効果的です」

● ストレスでも体臭が強くなる

環境が変わってしまっただけでフケや湿疹が出るなど、犬の皮膚はとてもデリケートです。ストレスによって皮膚のコンディションが悪くなって、皮膚炎になってしまうことがあります。

「皮膚炎になると体臭が強くなります。こんなときは何度もシャンプーをしたりしないで、犬のストレスを解消してあげましょう」

■■ブラッシングで毛のツヤをアップ

犬にブラッシングをすると毛のツヤがよくなって、印象が大きく変わります。

毛をかき分けてみるとうっすらフケが見えることがあるように、犬の皮膚はケラチンという角質化した物質で覆われていて、表面からアカやフケを絶えず出しています。また、皮質腺からは脂が分泌されています。この脂が表皮をうるおして、毛にツヤを与えることで、防水の役目を果たしています。

「ブラッシングをすると、フケが取れて適度に脂分が分泌されることで毛のツヤがよくなり、皮膚を清潔に保てます。

また、ブラッシングを通じて愛犬にボディタッチをすることで、信頼関係を築くことができます」

● 毛のツヤには食事も影響する

ドッグショーに出るような犬の場合、飼い主は特に毛のツヤにこだわるために、食事の管理も徹底させます。

「犬がアレルギーを起こすと皮膚が荒れてしまいます。そこで、このような犬の場合はアレルギーの原因となる素材に配慮をした、その犬ごとに最適な食事を与えます。犬ごとにアレルギーの原因となる素材は違うので、ドッグショーに出るためとはいえ、大変な努力ですね」

犬の毛のツヤをよくする必須脂肪酸は、サプリメントで手軽に与えられます。食事と一緒に与えれば、健康な皮膚と美しい毛のツヤを維持することができます。

■■増えている犬の肥満

メタボリックシンドロームを気にしている人は多いと思いますが、犬の世界でも生活習慣病が流行しています。肥満によって病気にかかる確率が高くなるのは人も犬も一緒です。心臓病・糖尿病・皮膚病・関節の病気など、人と同じような病気になってしまう危険があることを知っておきましょう。

「犬の肥満が増えた最大の原因は、おやつや栄養価の高いドッグフードの食べ過ぎです。食事から摂取するエネルギーと、散歩などの運動で消費されるエネルギーのバランスが取れていれば問題はありません。しかし、野生の頃とは違って、ゆったりとした生活を送っている今の犬は、どうしてもエネルギーのバランスが悪くなってしまいます」

特に、室内犬は体温調節によるエネルギーの消費が、室外犬にくらべて少なくなりますので、食事やおやつの与え過ぎには注意しましょう。愛犬がかわいいからこそ、飼い主がしっかり食事を管理する必要があります。

● 肥満度のチェックのしかた

犬の肥満度を調べるには、体重を量るほかにBCS(ボディ コンディション スコア)と呼ばれる方法があります。これは犬のからだを実際に触って、体型や肉付きからその肥満度を5段階で評価する方法です。

「犬の背骨の頂点から両手で肋骨にそってなぞって、脂肪のつきかたをチェックしてください。肋骨の部分に少しくびれがあって、骨の感触がわかるくらいの体型がベストです」

● ダイエットには2つの方法が

一番に思い浮かぶダイエット方法といえば、食事の減量です。シンプルにドッグフードの量を減らしたり、この機会にダイエットフードに変えてみるのも効果的です。

「ドッグフードの量を減らす場合は、一気に量を減らすと満腹にならないストレスで盗み食いをすることもありますので、少しずつ減らしてください。おやつなどの間食もできるだけ与えないようにしましょう」

ダイエットのもう1つの方法は、運動量を増やすことです。犬はもともと運動が大好きな動物です。たくさん運動をさせれば、食事の量を減らすよりも、人も犬もストレスなく体重を管理することができます。

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