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意外と知らない食事の知識

■■しつけに欠かせないおやつ

おやつは人にとっては、午後3時頃に食べる軽い食事のことです。しかし、正確な時間を知ることのできない犬にとっては「食事以外の時間にたまにもらえるご褒美」になります。この、意外性のあるおやつ。実はしつけにとても役立つのです。

おやつを「よいことをしたら与えるもの」と定義しましょう。犬に「おすわり」や「待て」を教えるときに、教えたことがきちんとできたらおやつを与えます。そうすると「また、おやつが欲しい」と考えた犬は、「しつけを守ればおやつがもらえる」ことを学習します。こうすることで、人にとっても、犬にとってもおやつがハッピーなものになります。

「しつけを守ることができたときに、ご褒美としておやつを与えるだけでなく、しっかりほめることも忘れないでください。犬は意外なときにおやつをもらえて、しかも飼い主にほめられるので、うれしさで学習をするようになります。

こうすることで、さらに、ご褒美を『おやつではなく、飼い主がほめること』に変えていくのも大切なポイントです」

おやつを与えるタイミングを間違えてしまうと、しつけにならない場合もあるので注意しましょう。きちんと犬の目を見て、しっかりアイコンタクトができてから、おやつを与えるように心がけてください。

● おやつの選びかた

おやつはドッグフード以上にたくさんの種類が販売されています。消化の悪い素材の入っているものを子犬に与えたり、アレルギーの原因となる素材が入っているおやつをアレルギー体質の犬に与えたりすることのないように、それぞれの犬にあったおやつを選ぶようにしましょう。

「子犬や小型犬に、大きなサイズのおやつを与えると、丸呑みしてのどに詰まらせてしまうことがあります。その犬のからだの大きさを考えて、丸呑みしないサイズのおやつを与えてください」

■■増加する犬用サプリメント

最近のペットブームの影響もあって、犬用サプリメントが続々と登場しています。サプリメントは食事のほかに栄養の補給をしたり、病気の予防をするために使われています。ほとんどのサプリメントはそれほど高価ではありませんが、中には人が使っているものと同じくらい高額なサプリメントも販売されています。

「最近ではサプリメントの成分がふくまれているドッグフードも多く見られます。関節の保護や、毛のツヤをよくするなど、効用のバラエティも豊かになりました」

中国の伝統的医学に基づいて、複数の生薬を配合して処方された、犬用の漢方薬も登場しています。人の治療でも使われている漢方薬を犬用に改良して、治療と平行して使用している動物病院も増えています。

● サプリメントは必要な分だけを

ペットショップや動物病院などでサプリメントは簡単に手に入ります。だからといって、あれもこれもと複数のサプリメントを一度に与えてしまうと、かえって犬の健康に悪い影響が出てくる可能性もあります。

「サプリメントは必ず与えなければならないものではありません。サプリメントを飲まなくても、生涯を健康に過ごすことのできる犬もたくさんいます。

骨折をした犬にグルコサミンや鉄分をふくむサプリメントを与えるなど、一番改善したい問題に効く成分のふくまれているものだけを、必要に応じて使用してください」

● サプリメントの選びかた

犬用のサプリメントは犬の嗜好性を考えて、カプセル、タブレット、肉のようなチュアブルタイプ、シロップなどの形状をしています。

「成分によっては、独特のにおいがあったりして、犬によっては好き嫌いがわかれるサプリメントもあります。犬の大きさや好みにあわせて、与えやすいタイプのサプリメントを選んでください」

ペットショップなどで、一般的に売られているサプリメントは、毛のツヤやウンチの改善、ストレスの軽減、免疫力の向上などを目的とした栄養補助食品です。

一方、動物病院で売られているサプリメントは、病気やケガの治療を目的としていたり、薬の苦手な犬のためにつくられたもので、薬の補助や病気の予防のために使われます。これらのサプリメントを買う場合には、獣医の処方が必要です。

■■なぜ食糞をするのか

問題行動として取り上げられる犬の食糞ですが、健康な動物のウンチを食べることは、医学上では大きな問題がありません。

「栄養不足や、消化不良、しつけの失敗、癖、ストレスなど、犬がウンチを食べる理由について、多くの説が取り上げられていますが、実際にははっきりとはわかっていません」

犬がまだオオカミだった頃には、牛の糞を食べて、不足していた栄養を補給していました。母犬は子犬を育てるときには、肛門をなめて排便を促しますし、自分たちの居場所を清潔に保つために、ウンチを食べます。子犬のときには、さまざまなものを味見することで情報を集めて学習をします。子犬にとっては、食糞も学習のための自然な行為です。

● 食糞の直しかた

自然な行為だからと言っても、ウンチを食べた舌でペロペロなめられるのは、衛生的にも問題があります。犬の食糞は人にとって、決して気持ちの良い行為ではありませんので、食糞をやめさせるためのしつけは必要です。

犬がウンチをしたらすぐに片付けるのが、一番理想的な方法です。ウンチがなければ食糞をすることはありません。

特に注意が必要なのは、寝床とトイレが同じサークルの中にある場合です。犬は自分の寝床をきれいにしたがるので、ウンチがあると掃除をするために食べてしまいます。

「食糞をやめさせるために、散歩の時間を長くしてみましょう。散歩に行くと、運動によって腸が活性化します。そうすると散歩中にウンチをすませてくれます。

たくさん運動すればストレスも解消されて、よく寝てくれます。やがてウンチへの執着心もなくなっていくはずです」

ドッグフードによっては、においがウンチにそのまま移ってしまうものもあります。間違って食べてしまうこともあるので、そんな場合はドッグフードを変えてみるのも手段のひとつです。

また、年齢とともに食糞の癖がなくなる犬もいます。

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